瀬尾 隆二
日本画家
Ryuji Seo
瀬尾は自分の未熟さを愉しみながらあらゆるものに耳を傾ける。素材の声、対象の声、それに応じる自分の
声に。『倣古』の態度で古の絵画を模写する事もしばしばあり、絵画造形の秘密に触れる度、悦びを感じ、
感謝する。それは見えない壁を取っ払う事であり、自分と外界を繋ぎ続ける作業でもある。もしその成果が
如実に表れれば、描き手は至福を覚え、観る者は多幸感に包まれるだろう。
1973 兵庫県に生まれる
1999 東京芸術大学美術科油画専攻卒業
サロン・ド・プランタン賞
2001 同大学院修了
卒業後、ジャンルを問わず創作研究を続ける
2006 水墨画など東洋絵画の素材に転向
『芳寛』と号す
同年12月以降展示会多数参加
2008
絵の画趣によって雅号を使い分ける
2009 遍照院襖絵制作
2012 工房とギャラリーを兼ねた『燕喜堂』を立ち上げる